おえかきミュージアムでは、スタッフが交代で「おえかき」をしてミュージアムをご案内しています。

今回紹介するのは空想機械学に展示している「メカゴジラ」です。

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メカゴジラ/ゴジラ対メカゴジラ(1974) ©TOHO CO.,LTD.

「メカゴジラ」は、1974年、ゴジラ誕生20周年記念映画の『ゴジラ対メカゴジラ』に登場する、ロボット怪獣です。
地球侵略を目的とする、ブラックホール第3惑星人の手によって造られました。
指先からフィンガーミサイル!!目からレインボー光線のスペースビーム!!胸部のシャッターを開けて繰り出すクロスアタックビーム!!など、全身が武器になっています。
更に、首を高速回転させ、ディフェンスオブバリヤーで防御する、という、とてつもない強さでゴジラとキングシーサーの前に立ちはだかります。
その強さもあってか人気のある怪獣で、翌年の1975年には『メカゴジラの逆襲』が公開となります。

その後、再デザインされ、「スーパーメカゴジラ」、「三式機龍」となって登場します。

展示しているのは、空想アトリエ内「空想機械学/空想のロボット技術と未来」のコーナー。

同コーナーでは、特撮作品に登場するロボットを展示しています。

この「メカゴジラ」の隣には1993年公開の『ゴジラvsメカゴジラ』に登場する、「スーパーメカゴジラ」を展示しています。

お客様からメカゴジラとスーパーメカゴジラの違いについてよく聞かれるのですが、「メカゴジラ」はブラックホール第3惑星人が地球侵略のために造った人類の敵で、「スーパーメカゴジラ」はゴジラを倒す目的で国連G対策センター(人類)によって造られた人類の味方です。

2002年公開『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する「三式機龍」も人類の味方として登場します。こちらはグラフィックで展示しています。

同コーナーでは1957年の「モゲラ」と1994年の「MOGERA」も展示しており、ロボット怪獣の新旧デザインを対比してご覧いただくことができます。ロボット工学の発展に伴う変化、造形の違いや似ている部分を見つけてください。

また、同コーナーでは「身近なくらしのなかにあるロボット技術と未来」と題して、現実世界のロボット技術の進化をグラフィックで展示しています。日々進化を続けているロボット技術は、掃除機ロボット、AI搭載で会話ができるロボットなど、私たちの生活にとけこみ、とても身近なものになってきました。今後も進化を続け、特撮作品に登場する夢のようなロボットが現実になる日も、そう遠くないかもしれませんね。

今回の「おえかき」は企画課の長澤、案内はスタッフ佐藤でお届けしました。
次回をお楽しみに。