おえかきミュージアムでは、スタッフが交代で「おえかき」をしてミュージアムをご案内しています。

今回紹介するのは空想機械学に展示されている「モゲラ」です。

モゲラ.jpgモゲラ/地球防衛軍(1957) TOHO CO,.LTD.

モゲラは1957年公開『地球防衛軍』に登場するロボットで、高度な科学力を持つ怪遊宇宙人「ミステリアン」が地球侵略の先兵として送り込み、目から放つ殺人光線で破壊活動を行います。
本来は、地底掘削など土木作業用ロボットなので、顔面と腕にドリルを持っています。
地球には存在しない合金で作られており、火器や火炎放射ではびくともしません。そしてなにより、怪獣ではなくロボットなので、恐れることなく火の中に飛び込んでいきます。
ピカピカ光る目と頭上の回転するアンテナ、行動時に鳴るピーピーピーという単調な音も不気味で、生物ではない恐ろしさが感じられます。

展示されているのは空想アトリエ内「空想機械学/空想のロボット技術と未来」のコーナー。
このコーナーでは、特撮世界に登場するロボットを展示しています。
日本における特撮ロボットの先駆けとなった「モゲラ」。隣には、1994年公開の『ゴジラVSスペースゴジラ』に登場する「MOGERA」を展示しています。
お客様から「モゲラとMOGERAは何が違うの?」という質問を受けることが多いのですが、1957年の「モゲラ」は敵役で、1994年の「MOGERA」は人類の味方として登場します。
オリジナルのデザインを受け継いでいる部分、全く異なる部分を比較してご覧ください。

同コーナーの書架には、ロボットやAIの書籍が絵本から専門書まで幅広く配されています。
展示と併せてご覧ください。

最後に、デジタルコンテンツ「宇宙からの侵略者になってみよう!」では、怪遊宇宙人ミステリアンに変身することができますよ!

侵略者に.jpg今回のおえかきは企画課コーディネーター舘川、案内はスタッフ佐藤がお届けしました。
次回をお楽しみに。