おえかきミュージアムでは、スタッフが「おえかき」をしてミュージアムをご案内しています。

今回紹介するのは空想機械学に展示されているP-1号です。


さらしに木綿糸で花布巾風に刺してみました。

P1号.jpgP-1号/怪獣大戦争(1965) ©TOHO CO,.LTD.

P‐1号は1965年公開の「怪獣大戦争」に登場する宇宙ロケットです。
木星の13番目の惑星『X星』を調査するために富士(宝田明)とグレン(ニックアダムス)がこのP-1号に乗って出かけていくのです。

惑星調査が目的のためか、劇中で敵と戦うことはなく、丸みを帯びた機体に赤とシルバーの配色が愛らしいロケットです。
日の丸の間にある、かまぼこ型の出入口の扉が90度外側に開き、リフトになります。
このリフトはレールに沿って上下に動き、一人ずつ乗って出入りします。
X星人によって、そっくり同じ(内部はより高性能らしい)イミテーションP-1号も作られました。
そしてその目的は...
続きは、ぜひ映画『怪獣大戦争』をご覧ください。

展示されているのは、空想アトリエ内の「空想機械学/空想の宇宙を目指す」のコーナー。

ロケット技術の開発と特撮の時代をテーマに、実在の国際宇宙ステーションやHⅡ-Bロケットと共に展示されています。

空想機械学は特撮映画に登場する機械(メカニック)を展示するコーナーです。
飛行機、戦艦、ロボット、宇宙船など、怪獣と戦ったり、現実では行くことのできない宇宙や超深海に行くことのできる特撮世界の機械たちをご紹介しています。

「空想映画だからといってウソの宇宙ステーション、ロケットをつくる訳にはいかない」と、いつも真実味を求め、調査・工夫をしていた英二監督。

英二監督と、その「空想科学」の夢を受け継いでつくられたメカの数々を、どうぞ見に来てください。

X星人.jpgX星人/怪獣大戦争(1965) ©TOHO CO,.LTD.

ミュージアム内の「宇宙の侵略者になってみよう!」のコーナーでは、あなたもX星人になれる!ので、どうぞお越しください。

スタッフ堀井がご案内しました。次回をお楽しみに。