おえかきミュージアムでは、スタッフが交代で「おえかき」をしてミュージアムをご案内しています。

今回紹介するのは空想生物学に展示している「ガイガン」です。

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地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン(1972)ほか ©TOHO CO.,LTD.

「ガイガン」は、1972年公開の映画『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』に初登場し、その後、少しずつ姿を変えながらいくつもの映画に登場します。


「ガイガン」は、M宇宙ハンター星雲人が宇宙恐竜を改造して作ったサイボーグ怪獣であり、全身が武器になっている人気の怪獣です。

鉄より硬い大きな爪のハンマーハンドは強力なフックパンチを繰り出し、胸部の回転カッターは建物や敵を切り裂き、ノコギリのような鋭いヒレは、猛スピードで回転して敵を斬るなど、破壊力は抜群です。

さらに、特徴的な赤い眼は赤外線眼で夜の暗闇でも敵をとらえることができ、眉間からは強力なレーザー光線、口からは熱線を出します。また、背中の3枚の翼を使ってマッハ3のスピードで飛行することができ、その飛行能力と全身の武器が相まって、驚異的な威力を発揮します。

「ガイガン」は、鳥類の鷲や雁を参考にデザインされており、鷲の鋭い頭部と雁のボディラインに武器を合わせた怪獣で、鳥類、恐竜、メカが融合した姿をしています。

展示しているのは空想アトリエ内「空想生物学/怪獣を生み出す発想はどこから?」のコーナー。
同コーナーでは、怪獣を生み出す発想の由来になったものや、怪獣の模型とともに、モチーフとなった生物のグラフィックや標本などを展示しています。

鳥類や恐竜についての本も多数配していますので模型と併せて是非、ご覧ください。

スタッフ小林がご案内しました。
次回をお楽しみに。