おえかきミュージアムでは、スタッフが交代で「おえかき」をしてミュージアムのご案内をしています。

今回紹介するのは空想機械学に展示されている「メーサー殺獣光線車」です。                        

メーサー殺獣光線車.jpg

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」で初登場。

 海のフランケンシュタイン「ガイラ」の掃討を目的とした、L作戦の中核兵器となる陸上自衛隊の誇る新鋭光線砲車両です。

 大型パラボラ装置を本体の中央部に装備し、生物を細胞組織レベルで焼き尽くす効果のある、10万ボルトのレーザー光線を照射します。

 劇中では、ヘリコプターによって作戦区域に誘導された「ガイラ」に対し、2両の本車で交代に攻撃を行い目標をあと一歩のところまで追い詰めました。

 「メーサー殺獣光線車」は、その後、若干改良されて「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」などに登場し、さらにその後も「92式メーサービーム戦車」、「93式自走高射メーサー砲」などに改良されながら、東宝特撮映画に登場し続けます。

 本ミュージアムには「92式メーサービーム戦車」も展示しています。

 「メーサー殺獣光線車」が展示されているのは、「空想機械学」のコーナーです。同コーナーには、特撮作品に登場する空想世界の機械やロボットだけではなく、実在する飛行機や国際宇宙ステーションなども展示しています。

 また、模型や模型に関する書籍も配架していますので併せてお楽しみください。

 スタッフ鈴木がご案内しました。

 参考図書:オール東宝メカニック大図鑑