2022.02.02
おえかきミュージアムその32「万能潜水艦α号」
おえかきミュージアムでは、スタッフが交代で「おえかき」をしてミュージアムのご案内をしています。
今回紹介するのは円谷英二ミュージアムに展示されている「万能潜水艦α号」です。
万能潜水艦α号(1969) ©TOHO CO.,LTD.
「万能潜水艦α号」は1969年公開の『緯度0大作戦』に登場します。
東経180度、緯度0度の地点の2万メートルの海底下に建設された、人工のユートピア『緯度0度』が保有する万能潜水艦です。
世界各国から亡命などを装い高名な科学者達が集まり、高度な科学文明を築き、地上よりも進んだ技術で潜水艦も建造していました。
1805年6月21日にスコットランドで進水し、艦長は、『緯度0度』のリーダー的な存在であるグレイグ・マッケンジーです。敵対する黒鮫号の攻撃に対して「α号」はこれといった武装を一切装備しておらず、当初は逃げるのみでしたが、戦闘のたびに装備が追加され、後に飛行能力も得て万能潜水艦となります。
デザインは特美デザイナーの井上泰幸が担当し、当初はオメガ号という名前でした。
全長100m、全高12m、全幅19.5m
装備:レーザー光線、電子バリアー、二重投影機、ジェット煙幕展張機
速度:80メートル(水中)、マッハ1(空中)
当ミュージアムには「万能潜水艦α号」のほかにも、空想アトリエには模型も展示されています。また、関連する図書も配架しておりますので是非、併せてお楽しみ下さい。
スタッフ鈴木がご案内しました。
参考文献:小沢涼子編、オール東宝メカニック、株式会社洋泉社2018年