再生可能エネルギー『地中熱』を活用

 tetteには、安定した地中の熱を空調に活用できる地中熱交換器が設置されています。

 tette建設工事と並行し、公益財団日本環境協会の二酸化炭素排出抑制事業費補助金を活用して、地中熱交換器設置工事を行い、地中から採取した熱を冷暖房の一部に活用し、省エネに努めています。

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▲tette西側駐車場の地中には、「採熱管」と呼ばれる1本100mある青いホース状の管が垂直に20本設置されています。

▲tette地下の機械室に設置した地中熱ヒートポンプチラー 

 地中から採取した熱エネルギーを空調設備に活用するための機器です。

 地中熱利用とは?

 地中熱とは、地表からおよそ200mまでの深さの地中にある熱のことを言います。

 10mより深い地中の温度は、季節にかかわらずほぼ一定で、その地域の平均気温より少し高い温度と言われています。

 tette敷地内の地中温度を調査した結果、平均16.1℃(深さ11mから102mの平均温度)と、須賀川市の平均気温よりも高い温度でした。

 この安定した熱エネルギーを地中から採取し、冷暖房などに活用することを「地中熱利用」と呼んでいます。

 夏は、地中に熱を放出し、ヒートポンプで冷風をつくり、室内を冷やします。

 冬は、地中から熱をもらい、ヒートポンプで温風をつくり、室内を温めます。

 この温度差を活用することが「地中熱利用」です。