2023.06.16
施設概要
施設概要
施設概要
施設名
須賀川市民交流センター
愛称
tette(てって)
設置目的
市民の生涯学習の推進及び様々な市民活動の支援を図るとともに、世代や分野を超えた市民交流を促進し、もって東日本大震災により甚大な被害を受けた市街地中心部ににぎわいと活気を取り戻し、震災からの創造的復興の実現を図るため。
敷地概要
所在地
福島県須賀川市中町4-1
敷地面積
7,723.93㎡
地区・地域
用途地域:商業地域/防火地域:指定なし基準建ぺい率:80%/基準容積率:400%
前面道路
東側:幅員16.0m
建築概要
建築面積
4,876.70㎡
延床面積
13,698.58㎡
主要用途
図書館・生涯学習支援・子育て支援など
階 数
地上5階建て(一部地下機械室あり)
駐車場
駐車台数合計:80台(公用車駐車場・タクシープール含む)
駐輪場
駐輪台数合計:108台
建設工事費等
本体建設工事費
7,696,098千円
主な補助事業
復興交付金【所管:復興庁・国土交通省】
社会資本整備総合交付金(暮らし・にぎわい再生事業)【所管:国土交通省・福島県土木部まちづくり推進課】
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地熱・地中熱等の利用による低炭素社会推進事業)【所管:環境省】
コンセプト
基本コンセプト
本市は、東日本大震災によって未曾有の被害を受け、特に市街地中心部においては、市内の全壊家屋(1,249棟)のうち約半数が市街地中心部に集中し、また、市民生活に重要な役割を果たしていた市庁舎や総合福祉センターをはじめ、多くの公共施設が使用不能となり取り壊されるなど、その被害は甚大でありました。そのような状況において、市庁舎や総合福祉センターの再建などによる中心市街地の再生・活性化は、震災復興の最重要課題の一つとなっていました。そのため、総合福祉センターに代わる新たな施設として、市民交流センターを整備しました。
整備にあたっては、東日本大震災復興基本法の基本理念に基づき、単なる建て替え、復旧という視点ではなく、「創造的復興」を目指し、これまで総合福祉センターが担ってきた市民交流や子育て支援、市民活動団体等の支援機能などを継承するとともに、新たに図書館や公民館などの生涯学習機能、さらには賑わい機能などを併せ持つ集客力の高い複合施設として整備し、「市民文化復興のシンボル」また「中心市街地活性化の中核施設」としての役割を担っていきます。
~ 人を結び、まちをつなぎ、情報を発信する場の創造 ~
・だれもが気軽に集い、語り合える人と人との出会い・交流の場( 交流の拠点)
・様々な情報を知ることができ、ともに学び、育てあう場(知と学びの拠点)
・まちの歴史、文化、観光、市民活動などの情報を発信する場(情報発信の拠点)
・まちの魅力、資源を再発見する場(気づきの拠点)
・まちを元気にする活動を支援する場(市民活動支援の拠点)
・まちの新しい魅力、須賀川らしさを創り出す場(魅力創造の拠点)
設計コンセプト
「須賀川市市民交流センター実施設計説明書‐概要版‐」より
建築
建築サイン・ロゴマーク
建築サイン
建設サインのコンセプト1 標識のようなサイン
街中にある標識(交通標識・看板・バス停など)のようなサインを館内に設置することで、利用者の目に留まりやすく、行きたい場所へストレスなくたどり着けるシステムを築く。
建設サインのコンセプト2 情報内容によって形状を分ける
情報の内容とサイン自体の形状をリンクさせることで、慣れてくると探したい情報が、少し離れた場所からでも感覚的にわかるようになり、よりスムーズにサインシステムが機能する。
建設サインのコンセプト3 書き込めるサイン
サインの一部をホワイトボード塗装仕上げにすることで、「書き込める」サインを設置する。
掲示内容の迅速な変更・更新への対応が可能となり、既存のサインの雰囲気を壊さずに運営ができる。 また、マグネットを使って印刷物を掲示することもできる。
ロゴマーク、愛称について
平成28年7月15日から8月31日まで全国から募集し、沖縄県を除く全都道府県から1,317件のご応募をいただき、庁内検討委員会や管理運営協議会の意見などを踏まえ、設計者やデザイン担当者等による選考を経て、平成28年12月に「tette(てって)」に決定いたしました。さらに、愛称を活用したロゴマークについても商標登録を行い、平成30年1月に作成しました。
tetteができるまで Q&A・アーカイブ
Q&A
市民交流センター整備に関して皆様から寄せられたご質問と回答を記載しています。(令和元年5月1日更新版)
アーカイブ
市民交流センター開館前PRサイト「声のパレット~須賀川市市民交流センターのプレサイト」に掲載していた記事アーカイブを公開しています。
主な経過
平成25年3月 |
復興まちづくり事業計画策定 |
---|---|
平成25年11月から平成26年10月 |
基本設計策定 |
平成26年3月 |
認定中心市街地活性化基本計画策定 |
平成26年11月から平成27年12月 |
実施設計策定 |
平成28年3月 |
本体建設工事請負契約締結 |
平成30年7月 |
本体建設工事竣工 |
平成31年1月11日 |
開館 |
各種受賞
須賀川市民交流センターtetteは、建築に至る経緯、構造、図書館機能などに関する分野において高い評価を得ており、様々な表彰を受賞しています。
施設利用状況
須賀川市民交流センターtetteは、開館して以来多くの方にご利用いただいております。開館から692日目で100万人の方にご来館いただきました。