9月16日、開館して6年目を迎えた南相馬市立中央図書館へ視察に行きました。今回の視察には、整備室、建築住宅課、文化・スポーツ課、図書館、そしてARGと、総勢15名が参加しました。



南相馬市立中央図書館は、木の温かさとお日様のぬくもりが感じられる開放的な図書館です。本が日に焼けて色あせてしまわないように、日光が当たらないようにする・・・・・・というのも図書館の建物の考え方です。しかし南相馬市立中央図書館の場合、たくさん使ってほしい本が並ぶエリアは、日の当たる明るい空間にしています。気持ちが良くてつい長居してしまいそう。もちろん、貴重な郷土資料などは、日に当たらないようにして大事に保管されています。



「こどもとしょかん」の上にあるのは研修室。今回はこの研修室でお話を聞きました。自習席の利用が多い日には、自由に勉強ができるように解放されます。



館内のあちらこちらに企画コーナーがあり、常に変化しています。来る度に新しい発見のある図書館です。



本棚に並ぶのは、本だけじゃないんです・・・・・・!



なんと本棚の間にピアノもありました。ここでコンサートが開かれることもあります。



ソファーの脇にあるテーブルは、よく見ると碁盤! 他にも、チェスができるテーブルなどもありました。



「おはなしの蔵」には、プラネタリウムにもなるというロマンチックなしかけが! 



図書館のなかにあるカフェです。コーヒーがとにかくおいしいと人気。ここで図書館と連携したイベントも開催されます。


とても居心地の良い南相馬市立中央図書館。建物が素晴らしいというだけでは、この居心地の良さは継続できません。やはり、いちばん大切なのは「人」。図書館職員のみなさんの熱意をひしひしと感じました。「図書館ではあれをしてはだめ、これをしてはだめ」とルールを押しつけるのではなく、訪れる皆さんを信頼してモラルを優先させる姿勢が、市民から愛される図書館の秘訣なのだと思います。学んだことをしっかり持ち帰って、須賀川市市民交流センターに活かします!