みなさまはじめまして!


(仮称)須賀川市市民交流センタープロジェクトにおきまして、図書館プロデュースを中心にお手伝いをさせていただいています、アカデミック・リソース・ガイド(ARG)の李と申します。整備室や須賀川市図書館のみなさん、設計チームと協働しながら、須賀川市のみなさまの暮らしや活動を支える市民交流センターづくりを目指しています。


去る7月14日(月)、須賀川市図書館のみなさんが中心となって、図書館ワークショップ『2017年の須賀川の書棚をつくる』を行いました。ワークショップは以下のような流れで進めていきました。


1) 須賀川市ならではの独自のテーマを見つける

市民交流センターにおいてどのようなテーマがあったらいいのかを話し合い、5つのテーマを設定しました。


2) テーマに適した本を選び出し、テーマごとの書棚を作る

図書館の蔵書から、テーマに適した本を選び出し、テーマごとに1台のブックトラック(車輪付きの書棚です)に、利用者のみなさまのことを多い浮かべ、見せ方も工夫しながら並べました。


3) テーマ書棚を夏休みの間展示し、利用者のみなさまに触れていただく

テーマごとに作られた書棚を実際に図書館に展示し、利用者のみなさまに触れていただき感想などもいただきながら、今後の市民交流センターの書棚づくりに活かしていきます。


およそ4時間かけてできあがったテーマ書棚はこんな感じでした。


◇夏休みのチャレンジ




◇はしる!はしる!はしる!




◇かつての少年たちへ―ウルトラマンとゴジラの時代―




◇日本を伝える




◇須賀川の色




いかがでしょう?図書館のみなさんの思いのこもったテーマ書棚。

これまでも図書館に並んでいた本が、テーマを持って集められ、工夫して展示されると、全然違う本に見えてきませんか?


市民のみなさまからの嬉しい声も届いています。

書棚づくりからおよそ2週間後の8月2日(土)に開催されました、市民ワークショップ『第3回一緒につくる、考えるワークショップ』の参加者の方から各々以下のような感想をいただきました。


「最近の図書館はいろいろトライしていていい感じですね。飽きさせない努力をしているというか、棚ごとにテーマを分けたりして工夫をしていると思う」。


「最近図書館にいくのが楽しい。テーマごとに分かれているのを、誰が決めているんだろうと思っていました。あんまりないセレクトで、また行こうと思っています。そこで、このワークショップのことも知りました」。


これらの声は図書館のみなさんにもお伝えしましたが、本当に喜んでおられました。そして、これからの市民交流センターのテーマ書棚づくりに向けて、図書館のみなさんも私たちも大変勇気づけられました。


須賀川市図書館テーマ書棚は、夏休み一杯の予定でしたが、好評につきもうしばらく延長して展示します(一部を除く)。まだご覧になっていない方は、ぜひ須賀川市図書館を訪れてみてください。