中央図書館では、令和6年8月17日(土曜日)、3階たたみルームで「大人のための朗読会」を開催しました。
今回は「日本の怖い話」をテーマに、図書館職員が朗読を行いました。

みんなで怖い話を聞くというのは、夏ならではの楽しみですよね。
当日は、会場の前に立て看板を設置したり、和室にはLEDろうそくを灯したりして、怖い雰囲気を演出。

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朗読した作品は次の5作品です。

  1. 「横取り」つくね乱蔵著(『恐怖箱 蛇苺』、竹書房より)
    実話怪談作家による、とあるショッピングセンターで起こった家族のお話。

  2. 「夢十夜 第三夜」夏目漱石著(『夏目漱石全集 第4巻』、日本ブック・クラブより)
    ある男が、目の見えない子供を背負って歩く夢を見るがーーー。

  3. 「レインコート」小野不由美著(『鬼談百景』、メディアファクトリーより)
    下校中に恐ろしい怪異と遭遇してしまった女子中学生のお話。

  4. 「殺したもの」辻村深月著(『きのうの影踏み』、KADOKAWAより)
    夏休みに合宿で訪れた場所で、大学生の「私」が見つけたものは一体?

  5. 「葬られた秘密」ラフカディオ・ハーン作、平井呈一訳(『怪談 不思議なことの物語と研究』、岩波書店より)
    小泉八雲の名前でも知られるハーン。日本を愛する彼が後世に残した日本の幽霊話。

だんだんと怖さが増していき、最後のお話でほっこりできるプログラムとなりました。
参加者からは「雰囲気があり、肝が冷えました」「涼しくなりました」などの感想をいただきました。

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今回の朗読会の関連展示を、3階メインライブラリーの「受賞作コーナー」の近くで行っています。
朗読した本はもちろん、小泉八雲や夏目漱石に関する本、こわい絵本が紹介されている本も集めました。
当日のプログラムも配布していますので、ぜひ手に取ってご覧ください。

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