2020.04.30
おえかきミュージアムその6「バラゴン」
おえかきミュージアムでは、スタッフが交代で「おえかき」をしてミュージアムのご案内をしています。
今回紹介するのは、空想生物学に展示されている「バラゴン」です。
バラゴン/フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965)©TOHO CO,.LTD.
バラゴンは1965年公開の「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」に登場する地底怪獣です。
一見すると可愛らしい外見ですが、人間や家畜を食べてしまう肉食の凶暴な怪獣で、絶滅したと考えられていた大爬虫類の末裔として描かれています。
通常は四足歩行ですが、興奮したときや威嚇するときは立ち上がり、二足歩行になります。(ミュージアムのバラゴンは立ち上がった状態で展示してあります。)
展示されているのは、空想アトリエ内の「空想生物学」のコーナー。
以前紹介した、アンギラスやモスラと共に展示されています。
空想生物学では、怪獣を生み出す発想はどこから得るのか、造形の視点からだけでなく、存在そのものについても考察しています。
関連書籍も絵本から専門書まで様々。ご覧いただければ、空想世界の怪獣の全てが空想から生まれたものではなく、事実から派生した根拠のある姿だと認識していただけると思います。
最後に、ミュージアムでは、入るとすぐに大きく構えているゴジラを怖がって、泣き出してしまうお子さまもいらっしゃいます。そんな時、近くに展示されているバラゴンを見て「わんわん」「ねずみさん」と泣き止んでくれることが結構あります。
今回バラゴンを題材にした理由は、その「ねずみさん」のお声を参考に、今年の干支に一番近そうな怪獣なのではないか!ということで選ばせていただきました。
今年も2週に1回のペースで更新していきますので、「おえかきミュージアム」をよろしくお願いいたします。
スタッフ佐藤がご案内しました。次回をお楽しみに。